バックナンバー(1998.7)


 

(1998.7.1掲載)

解決したんです

 パッティングの話をここのところしてきたよね。まあ日本プロからパター悪くなったって言ってたよね。日本プロ、これ細かく説明しなかったんだけど、日本プロの3日目からパターっていうのは不調のサイクルに入っていったんだ。

 で日本プロの3日目っていうのはたぶんデータとして残ってるかも知れないけど、風が非常に強い日だったんだ。でパッティングがよくなってきたというのがグリップだけの問題じゃなくて、アドレスのきっかけ作り、要するにアドレスからテイクバックに入る時のきっかけ作りという部分もあったんだ。

 中距離のパットはソールして、フォワードプレスを使ってテイクバックに入る。それが短距離、要するに1メートルとか2メートルぐらいの距離になってきたら、バックスイングに入りにくいから、少しソールを浮かせるっていうふうにしたんだ。

 これは非常に有効な手段ではあるんだけど、日本プロの3日目、風が吹いた時に無力になったんだね。ヘッド浮かしたら風吹いた時にたまったもんじゃない。強風が吹くと、ヘッドっていうのはやっぱり風によって少し動く。その分非常に不安定な状態の中でアドレスをしなきゃいけないから、ヘッドを浮かすに浮かせられないと。

 その問題に直面しちゃったわけ、その時に。3日目の時、あっこれは風が吹いてない時にしか使えないじゃないかって。そういうことに陥ってしまったことで、この方法がベストじゃないんだっていうことに気がついたっていうかね。フォワードプレスとヘッドを軽く浮かせるっていう方法がベストじゃないんだと。これじゃないんだと。

 そういう出発点みたいな感じがあったことはあったんだ。それでそれからまあギャランとか、JCB、とうきゅうとか、まあとうきゅうは風強かったし、引き続きその問題を考えないといけないし、という舞台だったね。

 それがね、今回のミズノで解決したんですよ。解決したんです(笑) 少しずつよくなってるっていうのは報告してたと思うんだけど、少しずつよくなってるというのが確証に変わったっていう感じかな。

 そのパッティングがイップスから立ち直りかけて、非常によくなったよくなったって言ってる時っていうのは、もうやみくもにうれしいわけだ。だけど今はそうじゃなくて、ちょっと違う・・・そのやみくもにっていうんじゃなくて、あっこうなんだ、今のはひっぱっててこうだったんだ、今のはこうでこうだったんだ、って感じではあるんだけど、ストロークその物自体には問題がないっていうレベルまで帰ってきたね。


(1998.7.2掲載)

歌を忘れたカナリア

 もう1つ前から言ってたと思うんだ。パッティングだけじゃ優勝まで届かないって。パッティングがいくらよくなっても優勝まで届かない。ショットがまだダメだ。ショットが優勝のレベルに届かないっていうことを言ってたよね。

 でそれをやっぱり考えざるを得ない何試合かだったんだけど、なんていうか・・・歌を忘れたカナリアっていうのがあるよね。中島プロの今の現状を言い当てて妙っていうか、もうその物ズバリという言葉だと思うんだ、歌を忘れたカナリア。

 このホームページ、西遊記をやってるわけだけど、僕は決して余裕のある中島常幸を見せてるつもりはないんだよね。自分のこう葛藤、悩み、弱さ、そういう物はやっぱり持ってるっていうかなぁ、人間だから持ってるし、プロだって持ってるっていうことも含めて、いろんな言葉の中で伝えているつもりではいるんだけど、そのショットに関して、歌を忘れたカナリアっていう部分があったんだ。

 じゃあカナリアは何の歌を忘れたんだろうっていうふうに誰も思わないのかな、ひょっとしたら。歌を忘れたカナリアってひょっとしたら、ある人は演歌っていうふうに思うかも知れないし、ある人はポップスかも知れない。ある人はニューミュージックかも知れないし、ロックンロールかも知れない。どの歌かわからないよね。

 でもこれはどの歌が正解でもないんだよね。どの歌でも正解だし、どの歌でも正解じゃない。言い換えれば、本人本人、一人一人が持っているウィニングショット、言い換えればこれがいちばん頼りになるショットだ、いちばん頼りになる打ち方だ、そのスイング、あるいはそのショットを忘れてしまったら、ゴルフコースに決め球を持って出られないっていうかな。

 例えば最近連続セーブで注目を集めてる横浜の佐々木がいるよね。佐々木はやっぱフォークがすごいよ。ほんとに佐々木のフォークっていうのはすごいと思う。やっぱりその決め球の1つだよね。だから、じゃあ中島のこのショットがウィニングショットなんだ、っていう物を中島本人が思ってるかどうか。要するに自分自身がこのショットだったら絶対の自信を持てるっていうショットを持ってなかった。それがミズノでのポイントだったね。


(1998.7.3掲載)

これ練習してなかった

 ミズノオープンの初日パープレーで回って、風のない条件のいい中で、トップが8アンダーとか、そういうふうに伸びてる中でイーブンパーで、通過ラインより下のほうだったよね。2日目2アンダーとか3アンダーとか出さなきゃ予選通過しないっていうラインだったわけだ。

 初日のスタートは午前中だったから、終わってから練習場で練習してたんだ。だけど、自分でこう思い当たる節はあるんだけど、節だけであって、明確にこれこれこれっていうふうにはならないわけ。でワークショップのすぐそばで練習してて、そんな中で、昔はこんなふうに抑えながら打っていったよなぁなんてことを単発の中で練習したんだ。

 練習したっていうか、単発、たまたまその1カゴとか2カゴとか打った中で、2、3発、こんなショットしてたよなぁっていうふうにやってたんだけど、できないんだそれが。自分の思った通りのウィニングショット、要するにこんなふうに打ってたっていうのができない。あれ?そういえばこういうショットってぜんぜん最近練習してなかったよな。ここ何年も。

 でその後何発も練習したんだけど、それが2日目少し功を奏したのね。何回か厳しい場面はあったんだけど、その中で、あっ、これ、これかこれか、これだっていうような感じが何発か、何回かの場面の中であったんだ。

 で70の2アンダーで予選を通過して、3日目66・・・って言っても午前中のハーフ9ホールはあんまり風がなかったんだ。残りの午後の9ホールは風が吹いたんだけど、その前半の9ホールでそれがいくつも成功して、午後の風の中でも2、3発成功したんだね。あっ、これをやってなかったよな、練習してなかったよな、っていうふうな中で最終日を迎えた。

 最終日の前半、風が昨日とは向きがちょっと変わって、変わってっていうのかな、8番の失敗、6番の成功、7番のケアレスミス、10番の成功っていうような感じで、イーブンパーで回っていって、14番まできた。

 だけど12番の右のラフからのフルショットで、その後少しスイングが下からあおるようになってたんだ。それが15番の時に出ちゃった。でその時にそのいやーな感じが残ったまま18番まで行ってしまった。まあそういうふうな感じの最終日だったね。


(1998.7.4掲載)

いつのまにか忘れてしまった

 ミズノオープンからの帰りに、最終日77を打った原因っていったいなんだったんだろうって考えたんだ。パッティングは期待に応えてた。十分に応えてた。十分応えてたのになぜスコアを作れなかったんだろう。やっぱりアイアンショットかなと。

 15番のダブルボギーも2アイアン持って左のラフに入れてしまった。18番もドライバーで左の池に入れてしまった。要するにまずティーショット、次セカンドショット。この問題はどこから来てるんだろう。その時にやっぱり初日のラウンド後のパンチショットかなって思ったんだ。

 僕は群馬の出身だから、空っ風の中でゴルフを覚えてきたわけ。赤城下ろしっていう、名物の空っ風の中で、風の下をボールを強く打ち抜いていくっていうショットを覚えてきた。ところがそれをいつのまにか忘れてしまった。特に賞金王取ってアメリカ行ったりして、忘れてしまった部分が多いんじゃないかなっていうのが非常に気になったね。

 で終わって考えて、そういえば最近自分のウィニングショットがないんじゃないか。ウィニングショットがなかったらやっぱ勝てないよ。たとえ上位にはいけてもね。パッティングだけじゃこらえきれない。それをやっぱり十分反省させられたっていうのかな。

 そういう点で77っていうのもある意味では打つべくして打ってしまったスコアだし、その自分の中の自分の技術的なもので、これさえ持ってれば、このショットさえすれば自分は絶対グリーン捉えられるんだっていうようなものが何もないなっていうのがすごくわかったね。

 まあちょっと楽しみになってきたね。このショットをすればっていうウィニングショットを、じゃあ今やれって言われてもやっぱり何年もやってないからできない。でもそれやらなきゃいけない、練習しなきゃいけない。

 だから今の問題点っていうのは、いちばんにやっぱり自信がないってことだね。要するに自分自身が昔、若い時に、自分がミスするんだったら、絶対誰も成功できない、自分以上にこの局面をうまく乗り切れられる人間はいない、ってそういうふうに思ってたんだ。でも今はそれがない。それがないのと同時に、またそれを乗り切れるショットがない。あぁやっぱりウィニングショットだなぁって思うんだ。


(1998.7.5掲載)

ゴロが悪いね(苦笑)

 1番いきなりトリプルです(苦笑) トリプルですよぉもう・・・OB打って、打ち直しフェアウェイ打って、でピンが奧だからって攻めたら奧にぽんっぽんってはねて、バンカー入って目玉で、もう踏んだり蹴ったりのトリ。

 それより優勝争い、けっこういい勝負だね。おもしろい。鈴木亨丸山茂樹と。ほんとに直接対決っていう感じだね。でもちょっとゴロが悪いよね。AONの後は、SMコンビかって(笑) ちょっと違うんじゃないかっていう、ムチとローソクになっちゃうぞって感じで(苦笑)

 それはともかく、丸山自身、今年若干のプレッシャーがあると思うんだよ。やっぱり日本のエースっていうふうになってきてるっていう気持ちと、やっぱりまだ今年勝ち星がないっていうのとか、このへんで勝ちたいっていう気持ちもあるんだろうし、まあいろいろあると思うんだけど、やっぱりそれがプレッシャーになる部分があるよね。

 それが亨にとって、そのプレッシャーをうまくすれば利用材料にできるけど、もう1つ深堀みたいに丸山に近い存在がいるとどうしても、深堀のほうは自分が勝てないんだったら丸山に勝ってほしいっていう気持ちがあると思うんだよ。もちろん深堀自身も自分勝ちたいって思ってやってくだろうけど。

 そういう点で鈴木亨自身が、どこまで自分のプレーに没頭っていうか、集中してやっていけるかだね。まあ今回どういうふうにがんばってくれるか。けっこう、今日は注目だよ、テレビ中継。

 あっそうそう、西遊記友の会バーベキュー大会。そうだねぇ、やるとしたら何人ぐらい来るのかな。やるとしたらいちばんベストなのは、サントリーオープンの週の火曜日に毎年外国人選手とキャディ招いて開いてる前夜祭を一緒にやって、そのままプロアマ見て帰るとか、そういうパターンがベストかも知れない。

 そうじゃなかったら8月の日にちをこの1週間ぐらいで出して、でその日にちで合わせるかっていう可能性もあるね。まあ近いうちに詳細を出します。だから清水さん、だいたい何人ぐらいになるか調べておいて(笑)


(1998.7.6掲載)

何回も行ける選手になれ!

 暑いねぇ。でも2日目のほうが暑かった。3日目と最終日はまだ風がちょっとあったから楽だったね。まあ確かに暑い、暑いけども、暑いのはもう慣れっこだね、僕たちは。そんなね、暑いから回ってられないなんて言ったらプロゴルファーできないよ(笑)

 なんでも群馬は40度越えたって話だけど、いやもういっそのこと50度ぐらいいってほしいね(笑) レコードもう絶対に越えられないレコードを作ってほしいね。

 さて、もうすぐ全英オープンが行くわけだけど、イギリスよりも彼の場合頭の中にまず入れてほしいのはマスターズってことだね。イギリスも確かに大事なことではあるけど、やっぱり彼の場合はマスターズっていうものを頭に入れて、何回も出る選手になってほしい。

 まあそりゃあ確かに、自分自身がマスターズ、じゃあどうでもいいのかって言ったらそんなことないんだよ。そんなことないんだけど、じゃあ中島が終わった後、ミズノで誰もマスターズに行く選手がいないのかって言ったらそれはさみしすぎる。

 じゃあ日本の若手の中では、やっぱり彼はオールラウンドだし、またファンの層もオールラウンドだよね。だからそういう人間がどこまでマスターズにチャレンジしてがんばっていけるか。そういうことを考えると、今年よかったから1回行って終わりましたじゃダメなんだぞと、とりあえずマスターズ一回行っていい成績でるほど甘くないんだから、何回も行ける選手になれってことは話はしてあるんだ。

 まあプロに限らず、アマチュアの人も、マスターズをその場で見るか見ないかっていうのは・・・どう言ったらいいかな。例えばエジプトのピラミッドは有名だよね。スフィンクスも有名だ。あるいはナスカの地上絵も有名だね。でも行ったことがない人ってのは、やっぱりテレビのブラウン管でしか見たことない人なんだよね。

 ピラミッドの下に立って、ピラミッドの石に手を置いて、ピラミッドのてっぺんを見て、あるいは上っていって、なんてことをするのとは全然違うわけだね。要するに行って実際に見れば3次元。行かなければ2次元なんだね。立体感がない。

 だからマスターズに行ってみたら、いちばん簡単。あぁマスターズってこうなんだ、メジャーってこうなんだと。またマスターズといい、全米オープンといい、全英オープンといい、みんな違うんだなぁ。もし実際に見にいける人はほんと行ったほうがいいね。


(1998.7.7掲載)

クラブがかわいそう

 フィランスロピーをやった白水は、そうだねぇ、やっぱり群馬の山岳だからOBがあったり、あとはトリッキーっていう言葉が合ってるのか合ってないのかわからないけど、決して打ちやすいホールばっかりじゃなかったね。

 またね、ここのコースのバンカーの砂は入れたら最悪。目が粗くて、距離感の調節がしにくい。バンカーはラフよりいいっていうのは昔から言われてることだけど、そんなにやさしいバンカーじゃないね。

 バンカーというのはハザードではあるけど、ならしてさえあれば、砂さえよければ楽は楽。ただ白水の砂はちょっと目が粗くて、練習場でも砂利が入ってるんだけど、もう打つのが、クラブがかわいそうって感じだね。だってね、小指の爪ほどの石がいっぱいあるんだもん。こりゃちょっと1日打ってたら絶対全部ダメになっちゃうよクラブ、って感じだもんね。

 テレビ放送では硬そうな砂に見えたけど、状況によっては、例えばダイレクトでショートアイアンで上からいったら目玉になる。硬いことは硬いけど、目が粗いから場合によっては目玉に十分なるね。

 さて、フィランスロピーの後2週間お休みです。でもっていよいよこの2週間でカレンダーを作るんですよ。前にも書いた通り、A4サイズの卓上カレンダーで、これはほんと芸術的な作品です。掛け値なしでね。ぜひ期待しててください(笑)


(1998.7.8掲載)

イギリスでぶつけてほしい

 さて今年の全英オープン。今年は丸ちゃんはあまりよくないと思うな。去年ほどのことは難しいんじゃないかな。

 でまたジャンボ欠場ってことで・・・だからそこが情けないよね、やっぱり。情けないっていう言葉はほんと使ったらかわいそうかも知れない。51歳の人間にね、言う言葉じゃないかも知れないけどね。

 でもやはりジャンボのゴルフをイギリスでぶつけてほしいと思うのは、僕一人じゃないと思う。寒い寒いって言ってるけど、ここんとこ寒くないしね。

 やっぱりイギリスはゴルフの発祥の国なんだから、そこで見せてほしいなっていうふうに思うんだ。要するにスコアがどうのこうのじゃなくて、彼のゴルフをしてほしいと思うのは僕だけじゃないと思う。

 僕が1回体調悪くて、全米プロとか、メジャーがちょっときついなぁ、休みたいなぁって思った時に、青木さんにその時に言われたんだ。賞金王取ってる頃だったんだけど、日本のいちばんが行かなくてどうするんだって。賞金王取ってる人間が招待されて、行かなくていいわけないだろ、っていうようなことを言われたことがあった。

 まあ結果的にそれが体に無理をさせたっていうふうに言えばそうかも知れない。でもそれでもやっぱり行って余りある価値があるんじゃないかな。

 だから好成績が出せなければ行く意味がないんだ、と言えるのは・・・僕は誰もいないと思うけどね。


(1998.7.9掲載)

くれよ、その枠!(笑)

 やっぱり自分がゴルファーで、しかもプロゴルファーであるんだったら、イギリスでやっぱり全英オープンに自分をぶつけたい。

 行けない人から見ればこんなに贅沢っていうか、ひどい話はないよね。行けるのに行かないっていうのは。だからほんとジャンボには行ってほしいね。

 ひょっとしたらね、そりゃあ、全英行かせて疲れさせるんだろ、調子崩させて自分達が、周りが打倒ジャンボで楽になるんじゃないか、っていう見方をされるかも知れない。でもそんな世間の狭いことじゃなくて、ほんとに行ってほしいんだ。

 ある意味じゃほんとにジャンボっていうのは、全英オープンでは優勝争いをしてないんだし。青木さんにしたって僕にしたって、優勝争いやってるんだし、全米オープンでもやってるし、マスターズでもやってる。でもジャンボは、やっぱり全英でやってないんだから、だからこそやってきてほしいんだ。

 寒いからダメだなんて、そんなねぇ〜だだっ子みたいなこと言わないでくれって感じだよ(笑) 頼むから行ってくれって感じ。

 ミズノオープンまでやっぱり全英目指して、日本プロからほんとに・・・まぁあの日本プロの3日目の風っていうのが、あれが1つの運なのかも知れないけど、運の巡り合わせでもっともっと考えなきゃいけないっていうことを教えられたのかも知れない。

 だけど、やっぱりその日本プロからミズノオープンまで、全英のチャンスがもらえるわけじゃない。もうね、口に出さないけど行きたくて行きたくてたいへんだったよ(苦笑)

 だからそんな中でやってて、やっぱり行きたい行きたいって思ってる人間からすると、もうほんと腹が立っちゃうね(苦笑) なんで行かないのって。くれよその枠を!(笑)って言いたくなっちゃうぐらいだよ。


(1998.7.10掲載)

悔しさとジレンマ

 けっこうここんところ、ミズノオープンぐらいからいいヒントはつかんでるんだ。こないだも言ったけど魚は近くに来てるって感じで、あぁこんな感じかなぁっていうのがある。

 で練習しながら、若い選手、例えば細川選手だとかと一緒にやって、まあ技術論の交換、技術論のキャッチボールだとかそういうことをしてる。それもあって、自分なりに非常にいい感じは出てきてるんだ。

 でもやっぱりちょっとこう、それこそまだ的を得てないっていう感じなんだ。これが的を得てくれればいいなぁっていう気持ちを持ちながら、違うんだなぁっていう悔しさとジレンマと、その中で回っちゃう。あぁこれが的を得てれば最高なんだけど、これじゃないんだなぁっていうジレンマ。それが大きいねぇ。

 フィランスロピーの3日目も、トリプル、次がボギーで、あっという間に2ホール終わって4オーバー。であのコースはやっぱり7アンダーだとか6アンダーだとか、そういう大量アンダーが出るコースだから、例えば日本オープンのように、1番でトリプル2番ボギーでいっても、あと我慢すればなんとかなるんだっていう感じじゃないよね。だからもうすっごいこう気持ちが逆噴射しちゃうっていうかね。

 でも的を得るのは近いよ。だいじょぶ。自分自身にだいじょぶって言い聞かせる反面、もう少しだっていう気持ちっていうかな。空元気じゃないだいじょぶっていう感じで、もう少しもう少しほんとにこうポイントに撒き餌をしてほしいんだよって感じなんだ。だから潮の流れの上側に撒き餌を落とせば、ちょうど潮の流れに乗ってポイントに撒き餌が行くんだけど、ポイントに投げても潮が流れてるから後ろに行っちゃってるんじゃないかって感じなんだ。

 試合が終わってから、何が違うのか、何がポイントからずれてるのかっていうのをコースの練習場で練習しながら打って、こうかなぁ、こんな感じだなぁ、そうだなこんな感じだなって思いながら練習してたんだ。


(1998.7.11掲載)

結果と自信の関係

 去年パットの問題でイップスがあった。イップスっていうのは絶対に技術的な問題だっていうふうに僕は思ってるんだ。精神論じゃないっていつも書いてたよね、あの時に。

 で、その通りやっぱりイップスっていうのを、持ち方を変えたり、パットのスタートのきっかけを変えたりとか、いろんなことで克服してきた。少しずつショートパットに自信が持てるようになって、ショートパットが入るようになってきたわけ。

 そう考えると、自信を持つのが先じゃなくて、結果があるから自信を持てるわけだね。要するに結果がないのに自信を持つっていうのは非常に難しい場面であるし、逆に言えば、よく今メンタルトレーニングって言ってるけど、メンタルトレーニングでもイップスでも、やはり結果が伴ってきて初めて効果っていうのが加速的によくなっていくわけだね。

 そのメンタルトレーニングをいくらやってても、結果が自分に自信を与えてくれる物でなければ、そのメンタルトレーニングその物が自分自身に自信を与えてくれるっていうことはないわけだよね。メンタルトレーニングをしていて、それに伴う結果が少しずつ見えてくる。自分で確信を持てるようになってくる。だからなおさらそれにもっともっと加速的によくなっていく。

 それと同じでやっぱり事実っていうのかな、その自信っていうのかな。そのどっちが先だって言われたら、やはり結果が先であるわけ。中島常幸が賞金王を取ったのは、自信を持ったから賞金王取ったんじゃなくて、ショット一つ一つがよくなっていった結果として自信が持てるようになったから賞金王取れたわけだね。そしてまたなおさらそれがまた自信を生んでくれたわけだね。

 だからそこを勘違いしないほうがいいよね。自信を持ったから強かったんじゃなくて、自信を持てる結果を持ってたから自信が出るようになったと。僕はそういうことだと思うんだね。


(1998.7.12掲載)

結果に対する自信がなかった

 例えば撒き餌にしても、魚が来てるよっていう時に、餌を入れた浮きをたらしてくんだけど、その周りにまあ撒き餌をする。あるいは撒き餌をしたところに浮きを入れる。餌をつけた針を入れたとするよね。

 でもその撒き餌自体がぜんぜん違うもんだったら、例えばポテトチップスだとか、あるいは梅干しをいくら撒き餌したって魚はかからないよね。

 やっぱり撒き餌は撒き餌として、ちゃんとこませとか、そういう撒き餌になりえるものでなければ撒き餌にはならないよね。

 自信というのも同じだと思うんだ。昨日も書いたけど、自分で確信を持てる。この撒き餌だったら魚が寄ってくる。魚が釣れる。やっぱりこの撒き餌でよかったんだと。

 ミズノオープンの3日目に66を出して、あっという間に優勝争いに入ってしまった。でその時に、じゃあ自分がウィニング、要するにトロフィを取れるだけのウィニングショット。ウィニングって物に対しての結果、あるいはそこから来る自信、そういう物はなかったね。

 だからこれは、自分がこのショットでいけば絶対にフェアウェイからバーディチャンスにつけられるんだ、このショットで行けばラフからでもグリーンに乗せられるんだ、このショットをやっていればドライバーにもいい影響を出せるんだ、っていうような、そういう結果論じゃないんだね。

 そういう物を練習したり、そういう物に気がついて練習してるから、それが伴ってくる、ついてくるっていうのかな。そう思うんだね。


(1998.7.13掲載)

自信というもの

 もうちょっと話を続けようかな。例えば100万円持ってる人がいたとするよね。でも100万円持ってても、貯金通帳持ってても、それは両方とも結果としては結びついてないわけ。100万円を定期預金に入れて、通帳に定期預金100万円って入れられた瞬間に、その通帳は100万円の価値が出てくるわけだね。

 ところが100万円を現金で持ってて、預金しようと思って通帳持ってても、10円か20円、あるいは100円でも通帳は作れるわけだから、ただ通帳作ってても、そのお金を入れなければ、その通帳は定期預金としての効果は出てこないと。だからそれを通帳に積むためには、やっぱり練習が必要だし、通帳があれば自信が出てくる。

 例えば・・・極端な話をすると、じゃあ10億円持ってたとしましょう。10億円持ってたら、ちょっとやそっとのレストラン行ったってびくともしないよね。まず定価を見てからとか、どこどこが安いっていう情報を得てからとかじゃなくて、10億円もあって、うちはまあ成城に300坪あるし、まあ車も3台あるし、そんな人がじゃあご飯食べ行こうってなった瞬間に、まあちょっとやそっとじゃびくともしないよね。

 自信なんていうのはたぶんそういうもんだと思うんだ。たぶんっていうかそういうものなんだ。

 だから、中島がゴルフする時にこの方法だったら絶対フェアウェイ捉えられるっていう確固たる定期預金があるかどうか。要するにそれが中途半端な約束手形とかそういうもんじゃなくてね。

 要するに、ほんとに自分の定期預金としてあるっていう自信がいいショットをさせるし、仮に失敗しても次はだいじょうぶっていうふうに思えるわけだね。ところがそれがなくて、たぶんあと3カ月後にはどこどこから振込があるからだいじょうぶでしょう・・・じゃあ違う問題なわけだね。

 まあそんな感じで少しずつ魚が寄ってきた感じはあるから、やっぱり早く自分のゴルフに自信を持ちたいね。


(1998.7.14掲載)

うわさ話が飛び交ってた

 全米オープンの前に道具に関していろんな噂が出てたよね。まあ結局は大きな規制ということにはならなかったけど。

 まず聞いたのは、長尺が禁止になるようなことを言ってた。僕が聞いた話によると3種類あったんだ。まあプロ仲間の間での話だったんだけど、長尺パターが禁止で、デカヘッドが禁止で、それからフルセットが14本から12本になるような話があった。

 要するにデカヘッドにすることによって長尺になるわけだよね。長尺はあのちっちゃなヘッドじゃ無理だから。だからデカヘッドを禁止することによって、長さに自然に限度が出てくると。

 まあこのままヘッドが大きく、シャフトが長くなっていったら、ゴルフ場は8000ヤードなきゃパー72になんなくなっちゃう。日本なんてみんなミニコースになっちゃう。アメリカみたいに土地がいっぱいあれば8000ヤードでもパー72作れるだろうけど、日本みたいな土地柄だったら、そりゃ無理だよね。

 2つ目は長尺のパターもダメだっていう話だった。ただメーカーの人が問い合わせたら、とりあえず今のところルール変更はありませんということを返事もらったらしいんだ。どうも情報が入り乱れてたねぇ。

 確かにパターっていうのは長尺でもいいんだけど、あのスタイルから連想されるのがゴルフじゃないっていう連想になっちゃうんだよね。グリーン掃いてるんじゃないかって(笑)

 でもある意味では、こういう規制というのは生活権の侵害になってくる。それは・・・明日にします。


(1998.7.15掲載)

ルール改正

 昨日の最後に書いた生活権の侵害になるという話だけど、要するにボールを穴に入れる競技なんだから、普通に持ってイップスになっちゃう人にとって、長尺パター禁止というのは、もうこれは生活できないっていうのと同じだよね。

 それをドライバーほど長いクラブにして、ああいうふうに持って打つっていうことは、例えばじゃあドライバーのようなヘッドの形をしたパターだったらいいのかっていうことになるでしょ。そういうふうな物を、例えばロフトを1、2度にして、ドライバーのヘッドのような形にして、グリップを長くつけて、で長尺パターみたいに打てば、これは問題ないわけだ。

 じゃあ林に入って、木がむちゃくちゃのところに入って、木にくっついて、どうやっても普通の打ち方じゃ出せないっていう時に、ひょっとしたらああいう打ち方するかも知れない。そういう時にああいうスタイルで打っちゃいけないっていうふうには言えないよね。要するに打ち方の規制はできないわけだから。

 どっかに固定するというのはルールの上ではしたらいけないんだけど、少なくとも固定する物がない限り、片足で打とうが、片手で打とうが、それこそ後ろ向いて打とうが逆立ちして打とうが、極端に言えばどんな打ち方だっていいわけだ。

 だから長尺を禁止するなんてことになったら、まあ僕の考えだけど、裁判になるんじゃないかなっていう気がするんだ。でまたデカヘッド禁止となると、やっぱりそのメーカーでも黙ってるところはないと思う。やっぱりこれも裁判裁判裁判になってくるんじゃないかな。

 そういう感じでいくと、やっぱり周りのコンセンサスを得られないと、やたらルール改正ルール改正って、権威に物を言わせてルール改正だって言うのは、今後も含めて無理だと思うね。


(1998.7.16掲載)

競技性が薄れてしまう

 今回道具規制の噂が出たのは、基本的にやはりゴルフって競技がこれだけ遠くに飛ばせるスポーツになってしまったっていうことだね。

 要するにゴルフ場も長く広くならなきゃいけない。そうなってくると、もうすべてが変わってかなきゃいけなくなっちゃう。全体的にいまあるゴルフ場も姿を変えなきゃいけない。

 だけどそうすると、飛ばすっていうことじゃなくて、ゴルフの本質の、昔から持ってたスコアメークとか、要するに飛ばさなくてもスコアを作っていく、いける、そういう競技性の1つが大きく薄れてしまう。

 それをなんとかするためにルールを変えるんだっていうふうな話が出てたんだろうけど、昨日も書いた通り、やっぱりうまくコンセンサスを得ないと、反発があるだろうね。

 まあ僕は長尺使ってるわけじゃないし、デカヘッドを使ってるわけじゃないから、そういうルールにしてもらってもかまわないんだけどね(笑)

 あっ、でもクラブが12本になるなんてことがもしあったら・・・何を抜こうかなぁ。とりあえず1番アイアン抜いて、サンドウェッジとPSの間に、56度か57度のサンドウェッジを作って、ピッチングを50度にしようかなぁ。ピッチングを50度にすると、じゃあ9番何度、8番何度、7番何度ってこう出てくるよね。そうやってサンドウェッジから番手を上げていくように変えるしかないだろうね。

 でも12本になるとその分売上が落ちちゃうね。メーカーとしては黙って2本分減ってくわけだから。逆に言えば生産する物が少なくなるから楽は楽かも知れないけど。

 だいたい昔のゴルフのゲームっていうのは無制限の時があったらしいんだね。まあ無制限っていうのもすごい話だけど、無制限から14本になって、さらに12本になるなんてことがあったら、そのままいくとどうなっちゃうんだろうねぇ。


(1998.7.17掲載)

子育てって難しいね

 たまにはこんな話をしようかな。子育てって人それぞれいろいろ違うと思うんだ。僕とうちの親父もまったく違うっていうか、方法が違ってて、まあ結局は一緒だと思うんだけど。

 うちの親父ってのはやっぱり、ああせいこうせいって、ああやるんだこうやるんだ、ああしなきゃダメだこうしなきゃダメだ、こうしてくんだ、こうすればよくなるっていうような感じで、四六時中自分の人生に関与してきた。

 で人生に関与されまくって、自分自身を常に殺してというか、自分自身の我を消していうか、そういうふうに僕は生きてきたけど、結局我を殺そうが殺すまいが、自分を殺そうが殺すまいが、結局は親のほうが息子をよく知ってるというのかな。

 逆に言うと僕に、今の雅生みたいな教育方針をうちの親父がもし取ってたら、きっとダメになってしまう子だったんだろうね。言い換えればそれだけ雅生のほうがしっかりしてるってことかも知れない(苦笑)

 要するに子供ってのは全部一緒じゃないわけだから、お尻を叩かなきゃいけない子もいるし、お尻を叩かなくてもいい子もいるし、いろんな子がいるよね。そういう点で僕の場合は叩かないといけない子だったんだろうね。親から見るとね(苦笑)

 考えてみると、自分自身やっぱりそういうふうなとこは思い当たるけどね。まあほんと、子育てって難しいね。


(1998.7.18掲載)

リッチィ〜って感じ

 全英オープン、見なきゃいけない見なきゃいけないと思いつつ・・・絶対寝ちゃう、絶対ダメ。もう半分目が閉じかかってるんだから(苦笑)

 はどうだったのかな? えっ? 初日8オーバー? なーにをしたんだぁ?(苦笑) いやぁ、見なきゃいけないけど寝なきゃいけない。なんとかがんばって起きるか。1回寝て、めざましで起きるかなぁ。

 実はこっちは今、青森の鯵ヶ沢のプリンスホテルにいるんだけど、36ホールゴルフ場があって、そこでカレンダーの撮影をしてたんだ。すっごくいいのができたよ。できたっていうか手応えがあった。これはね、ちょっとすごい。毎朝3時半起きで、4時から撮影。夕方、日が沈むまで撮影だね。途中ちょっと休みがあるけどね。だから疲れたぁ(苦笑)

 撮影の話はまたするとして、今日は十和田湖なんです。生まれて初めて十和田湖行くんだ。十和田湖は行ってみたくてしょうがなかったんだ。

 十和田湖のプリンスホテル、まあそこの支配人も知ってるから十和田湖プリンスホテルに行くんだけど、そのホテルはボートを持ってるんだ。そこの料理長ボートだったかな。でお昼から、そのボートで湖に出て、でヒメマスを釣ろうっていう話になってるんだ。ちょっと優雅すぎるねぇ。

 でまた、夜は花火大会があるんだって。十和田湖花火祭みたいなのが。それを見るんですよ、しかも船の上から。ちょっとねぇなんか・・・ヨーロッパのお金持ちになった感じだよ(笑)

 なんかリッチィ〜って感じ。ちょっともうしわけないです、みなさんごめんなさい、みなさんの分まで楽しんできます、って宣言しときます(笑)


(1998.7.19掲載)

撮影終了

 カレンダーは一応撮影が終わって、まあお疲れさまって感じでした。

 天気は撮影した3日間とも良くて、1日ぐらい雨が欲しいななんてカメラマンの先生が言ってたんだけどね。今回撮影していただいたのは丹地康隆さんて方で、この人がやっぱりね、すごいんだわ。

 海外ではグランプリとか取ったことがある人なんだ。もう写真家っていう人だね。年齢は50ちょっと過ぎの人なんだけど、うーんもうなんていうか、波長が合うっていうのかね。

 撮影最終日は、やっぱりまた朝から撮影して、もうほとんど撮り終わったからっていうんで、その後ゴルフワンハーフして、もう完全にグロッキーだよ(苦笑) なかなかおもしろかった、ほんとに。

 でもね、ほんとここいいとこなんだ。もうゴルフ場もアーノルド・パーマー設計で、すごく戦略性に富んだ36ホールで、ホテルもやっぱりプリンスだからしっかりしてるというかね。

 で裏側にスキー場があるんだ。冬はスキー場っていうかな。いやぁいいよぉほんと。機会があったら来てほしいね。

 普段は東北に来る機会というのはあんまりないんだけど、去年ここにテレビマッチで来て、まあダンロップの仕事で来て、で回って、でファンになったっていうかね。

 その時に、カレンダー作るんだったらぜひここで撮りたいっていうことで、今回ここに決めたんだ。


(1998.7.20掲載)

スパイクで登らないんですか?

 カレンダー撮影の初日に随分撮ったんだけど、2日目はまあまた4時から撮影して、一応午前中9時ぐらいかな、午前中の分が終わって、その後2時か3時ぐらいまでちょっと暇なんだ。

 で、お岩木山に登ったんだ。お岩木山っていうのは8合目ぐらいまで車で行けて、そっからリフトに乗って上のほうまで行って、最後が歩きなのね。その歩きで、たぶんこのホームページ見てる人の中には登った人がいると思うんだけど、けっこう急斜面なところもあるんだ。

 で岩というか、まあ階段じゃあなくて、岩なんだ。そこを僕は革靴で登ってったんだ。たぶんお岩木山を革靴で登ったのはこれが最初じゃないかなと思うんだけどね(苦笑)

 登っていって、お岩木山のてっぺんに行って、ですっごいいい天気だったから、八甲田山とかね、あと八幡平・・・要するにきれーーな山がいっぱい見えるわけだ。白神山地だとかね。

 でそのお岩木山のてっぺんの下を、自分達よりはるか下を、自衛隊のF-15イーグルとかファントムとか飛んでいくんだよ。すっごいよ。

 ふもとから登ったらもっと時間かかるんだけど、たぶんふもとから歩いて登ると5時間ぐらいかかると思うんだ。いままで自分の登った山の中でいちばん高い山なんだよ。うん立派だったね。

 で登ってる人がけっこういるんだ。60歳以上の人達が多い。中には60歳以上の夫婦の人もいるし、登ってる時も、広島からの人、それから茨城からの人。茨城の水戸とか土浦、栃木とか、けっこういろんなところの人がいたよ。

 でおもしろいのは、そういう人達が「あれ?プロ、スパイクで登らないんですか?」とか言うんだよ(笑) スパイクじゃちょっと登れないんですけど、いやぁ、すごいですね、この景色いいですねぇとか言ってね。

 上ではみんなで記念撮影したりとか、一般の人があれぇ〜?とか言って、けっこう撮影会が多かったよ。いやでもほんとにいい経験したね。


(1998.7.21掲載)

なんであそこにいないんだろ

 実はまだ十和田にいるんだ。日曜日にゴルフをこっちでやったんだ。津軽高原っていうゴルフ場でやったんだけど、で月曜日は完全休養にした。

 で月曜日の午前中はいろいろなところをこう見て、お昼から十和田湖で泳いだんだ。ちょっと疲れた。で夕方また奥入瀬渓谷、奥入瀬を散策して、なかなか有意義でしたよ。奥入瀬には14キロの遊歩道があるんだけど、そこに十和田湖の水が流れてきて、きれいだよぉ。

 ほんとは酸ヶ湯もチャンスがあったら行きたいんだけどね。今回はどっぷり十和田湖プリンスに泊まって、この支配人とかね、料理長とかといろんな話をしながら、有意義に骨休めをさせてもらいました。

 いやしかし全英オープン、惜しかったね、ワッツほんと惜しかったねぇ。もうちょっとだったねぇ。でもこの場合オメーラのナイスプレーをたたえるべきだろうね。

 まあワッツも善戦したけど、いかんせん、アメリカツアーで優勝経験がないというか、メジャーの優勝争いがないというか。そういう点ではやっぱり分が悪かったね。ましてオメーラは今年のマスターズチャンピオンだから、彼のほうが余裕もあるからね。まあしょうがないね。

 さて、僕のほうは今週から試合です。アイフル。まあなんとかほんとがんばってやりたいなぁ・・・ちきしょう(苦笑)

 そうなんだよほんとに、全英オープンなんか見てるとさ、なんでいないんだここに!って感じなんだ。やっぱりね、スタートアナウンス見てて、ばーんと打ってくティーショット見てると、あれやったよなぁ、あの人がアナウンスしてくれて打ったよなぁ、なんであそこにいないんだろっていう気持ちが強いんだ。まあほんとがんばらなきゃね。


(1998.7.22掲載)

全員が納得できるのか?

 全英オープンワッツが優勝争いしたことで、1つ心配なことが出てきたんだ。それは日本オープンにはワッツを出さないって言ってるけど、仮に、これ万が一だよ、ワッツが優勝でもしてたら、全英オープンという、その世界最古のトーナメントで、しかもR&Aが主催するトーナメントの優勝者を出さないっていう事態になっちゃうわけだよね。そうなってたら、どうしてたろうね。

 だからそういう出場停止みたいな、いちばん大きな厳罰みたいなものを簡単に決めてしまっていいのかなっていうことがあるし、もう1つはその彼のやった行為っていうのは、極端に言えば、自分を傷つけたし、ファンを裏切ったということもあるかも知れない。でも極端に言えばさ、よくあることだよね。

 例えば海に向って打っちゃうということはないだろうけど、例えば1メートルのパットを先にっていうのはありえるわけだよ。あるいは2メートルのパットを先にと。あるいは1回で脱出できるやつが2回3回4回かかってしまったりとか、ボギーで済むやつをトリプルボギーにしてしまったりとかね。

 要するにそう考えてみると、みんな、彼を非難できないよ。かといって、じゃあ非難しなければいいのかといったら、もちろんそういうことじゃないんだけどね。

 だから彼が全英オープンで今回忍耐強く、やっぱりいいプレーをしてたよね。それを同じ人間が、フジサンケイみたいなところでそういうふうになってしまうこともありえるわけだよ。日本のツアーでフジサンケイをなめてたから、要するに日本のツアーを軽率に軽く見ててそういうことをしたということで、それに対してのペナルティというニュアンスも感じるんだよね。

 だからこれでもし彼が優勝しちゃってたら、全英オープンのチャンピオンが日本オープンに出られない。果たしてそれで、内外、要するに海外も国内もいろんな意味で、全員が納得できるのか?っていうことがあるよね。


(1998.7.23掲載)

お騒がせしました

 青森の天気はまずまずなんだけど、初日ちょっと曇るかなぁ。ちょっと雨もあるかも知れない。東京はまた雨らしいね。なんか関東地方って雨から抜け出せないねぇ。いやぁこっちはいいですわ。青森にきてからずーーと晴れですよ(笑)

 で水曜日にコース回ったんだけど、前日ちょっと背中が張ってたから、軽い練習という感じだね。コースはけっこうラフ深いし、グリーンのアンジュレーションも読みにくい。比較的距離はそんなにはないんだけど、1つだけ池越えで230ヤードぐらいあるホールがある。2番アイアンで打たないといけないような。風が無風でも3番か4番かな。そこが難しいね。

 あと3番の470ヤード以上の、パー5をパー4にしたホールが難しいかな。フルバックを使わないでちょっと前のティーを使ってる。今は時代の変化っていうか、道具が飛ぶから、あんまりパー4に対して、47Xヤードからロングとかそういうことじゃなくて、480でもパー4っていうところもできてきてるね。400ヤード台だったらパー4でやりなさいって感じがあるね。

 今回は37、35で72なんだけど、これからはどんどんどんどんパー72にこだわらないって感じになるんじゃないかな。ひょっとしたらオーガスタも15番あたりをちょっと前に出してってこともあるかもね。改造するとは聞いてるけど、15番はどっちにしても距離を増やすっていうことはできないから、そんな感じじゃないのかなぁ。

 そういえばオーガスタで思い出した。とっくの前に書いた気がしてたんだけど、なくしたって言ってたマスターズのバッジ、練正館の芝生の上にね、なんか踏まれて・・・ありました(苦笑)

 あれはピンバッジだから、ネクタイピンのように刺すところが釘みたいに出てるんだけど、そこがひん曲がっててさ(苦笑) まあそれもちゃんと直して、いまはきれいに飾られてます。お騒がせしてすみませんでした。もう情けないやら・・・。

 厚木で懇親会開いた時にないないって言ってたんだけど、あれから2週間か3週間後に出てきたんだ。僕も西遊記にアクセスしてて、なんで「お知らせ」コーナーにまだバッジのことが出てるんだろうなぁ?とは、思ってたことは思ってたんだけどね(苦笑)


(1998.7.24掲載)

あぁ、がんばってるなぁ

 またワッツの話をちょっとしよう。まあ結局、日本オープンの出場停止というのは、JGAが判断する場合に、あそこまで急ぐ必要があったのかなっていうことは感じるね。

 まあ確かに日本オープンっていうのは、日本オープンっていうかJGAっていうのは、それだけの重石っていうか、日本のゴルフ界にとっての重石ではあるんだけれど、だからこそ、その重石がいちばん先にそういう動き方をしなくてもよかったんじゃないかなっていう気がするんだよね。

 あの時、事実関係をもっと確認して、そしてワッツ本人の意見を聞いて、そして本人の了解のもとに、今年はあなたは日本オープンは出られませんよ、それでいいですか、という感じにして欲しかったね。そういうことまで含めて、いろんな問題を乗り越えて、結論を出して欲しかったなぁって気がするんだよね。そうしたら誰でも納得すると思うんだ。

 JGAが事情聴取を本人にして、JGAとしてはそういう行為に対してはこうしたい、そういう行為の人間の対してはこうしたいんだ、日本オープンは出したくないんだ、それに対してあなたはどう思うか、もし反論があるんなら言いなさい、という感じだったらよかったと思う。

 まあ、それはそれとして、全英オープン友利ががんばってたねぇ。やっぱり、彼に関して伝わってくるのは、APとかUPとかそういう外電だけじゃない。アメリカみたいに専属の記者が行ってるわけじゃない、新聞社の記者が行ってるわけじゃない。ほんとに彼なんか、共同通信とか、外電でしか情報がないよね。

 でもやっぱああやってテレビで見れると、あぁがんばってるなぁっていう感じになるよね。いやあの中でほんとに応援したかったのは友利、直道っていう感じだったね。


(1998.7.25掲載)

ほんとたいへんだよね

 全英オープンではタイガーもよくがんばってきたし、ジャスティン・ローズもすごかったね。なんかタイガー、ジャスティン・ローズ、それに女子の、韓国の朴選手。この3人が今年の台風の目になりそうだね。

 ただなんかタイガー、ま〜だ振り過ぎてるね。あそこまでなんで振るんだって。インコースでまあ友利選手と一緒に回ってた最初のロングかな。ドライバーでばちんと振って、右のすごい斜面にいっちゃったじゃない。斜面っていうかラフに。そこからスプーンで乗っけたよね。強引に右からフックかけて。でもあれは運だよね。1つ間違えれば脱出するだけになるし、ボギーになる可能性だってあるわけだよね。

 で彼の潜在的な飛距離をもってして、なんであそこまで叩く必要があるのかなっていう気がするんだよね。例えばマスターズに優勝した時、オーガスタ優勝した時に、飛んではいたけど、あんなには振ってなかったもん。だからそれがいちばん不安っていうのかな。

 例えばマーク・オメーラは、自分は評価が少ないということを戸張捷さんが言ってたよね。これ本人の直接のコメントかどうかは自分が聞いたわけじゃないからわからないけど、逆に、その評価が少ないから自分がマイペースでできる。

 タイガーみたいに評価が高くてしょうがない。高くて高くてしょうがない。それに対してものすごくそこをキープしようとするから、タイガーは飛ばし屋で、タイガーは不可能を可能にする人間で、タイガーは何打差あっても逆転できるんだとか、そういうふうに常にやらなきゃいけない。でもマーク・オメーラだとなんか、もちろんマーク・オメーラだって実力者だけど、多くを期待されないというか。逆に言うとそれが、ほんとに知ってる身内の人間だけの満足感というのかな。

 だからほんとに極端に言えば、タイガーだったらニューヨークの自由の女神からエンパイアーステートビルが立ってる半島までドライバーで届くんじゃないか、大西洋だってタイガーだったら叩けば届くんじゃないか、そのぐらいの期待を持たれちゃってるっていうかね。あそこまでいったら、ほんとにたいへんだよね。


(1998.7.26掲載)

バーベキュー大会

 今週はお休みになってしまいました。そんなにたいしたことないと思ったんだけど、背中が張ってるって書いたよね。ほんとそんなにたいしたことはないなぁとは思ってたんだけど、一向によくならなくて欠場してしまいました。

 あっそうそう、バーベキューの日にちなんだけど、やるとしたら9月7日月曜日がいちばんベストなんだ。だからその日にやりたいと思います。その日にしちゃったほうがいろいろ楽じゃないかなと。

 なぜかというと、今年サントリーの場所が変わるでしょ。で火曜日練習ラウンド行ってくるし、準備がうまくできないんだよね。だから火曜日は今年は例年やってる外国人選手を呼んでのバーベキュー大会はしないんだ。

 だいたいバーベキューやると言っても、今度のやつはコンペとか懇談会みたいに、そんなに遅くできないでしょ。遠くまで帰らなきゃいけない人もいるし、そんなに早くはできないし、じゃあ早くできるのは月曜日かなぁとも思うし。火曜日の遅くにやっちゃったら、帰れない人出てくるしね。だからいちばんそこがベストじゃないかなぁと思ってるんだ。

 会費はいくらぐらいにしようか。人数と規模によるけど、そうだね、食べるもんとか飲み物とかは全部こっちで用意しておくから、そうだなぁ、一人あたり2000円もらおうかな、会費で。2000円会費だったらどうかな、高いかな? まあ練正館特別価格で2000円でいきましょう。その代わりあんまりいいお肉とか期待しないでね(苦笑)

 時間のほうは何時ぐらいにしようかなと思ってるんだ。3時から始めたとしたら6時には解散できるし、4時から6時でもいいし、4時から7時でもいいかな。

 たぶん厚木の小山さんがいちばん遠いと思うんだ。だから小山さんが9時に厚木の駅につけるようにって、逆算して考えたほうがいいんじゃないかなっていうふうに思うんだけどね。じゃなかったら厚木の人は先に帰ってもらうと(笑)

 まあ時間のほうはちょっとみんなで話をしてみてください。

 それから、傘をさすような雨の場合は中止です。これだけわかっててください。曇りはやります、でも傘を使うのはやりませんので。


(1998.7.27掲載)

彼の言うことじゃない

 この西遊記、けっこういろんな人が見てるみたいだね。いろんな人っていうか、ゴルファーというよりもゴルフのトーナメントに来てる記者の人とか、けっこう楽しみにしてるみたい。

 まめに変わってるっていうのが大きいとは思うんだけどね。まあ、自分達のことを持ち上げるのも変だけど、よくがんばってるよね。自分でもほんとおもしろいと思うし(笑)

 アクセス回数なんてわかるの?って清水さんに聞いてみたんだけど、なんか月に何万ものアクセスがあるんだっていう話でね。ほんとにそんなに見てるのぉ!? すっげぇ〜。初めて知ったけど、いやぁびっくりした。

 僕はまた10人か20人とか、そういう100人ぐらいのレベルかなと思ってたんだ。100人はオーバーにしても100人は越えてないと思ってた。うわぁ〜プレッシャーになってきちゃった(苦笑)

 それはともかくとして、また全英オープンの話でもしようかな。まあ日本選手もよくやったと思うんだけど、なんていうのかな、やっぱりタイガーにしてもあるいはワッツにしてもあるいはオメーラにしても、やっぱり狙ってるのは優勝だよね。優勝に届くために自分がすごくがんばっていって、そして残念だっていうふうになるわけだよね、優勝できなかったら。

 でも丸山みたいに、80人中真ん中より上だからいいっていう考えはしないほうがいいと思うんだ。日本の上位者として全英オープンに行ってる、シードとして出てく人間っていうのが、特に丸山がブライアン・ワッツに引けを取ってるとは極端には思えない。どうやったって思えないでしょ。日本では対等にやってる、対等以上にやってるわけだよね。

 それが片方がプレーオフまでいってしまう、片方は真ん中で終わってしまう。それを真ん中より上でよかったっていうのは、予選から出てった若いルーキーの言うことであって、彼が言う言葉じゃないね。

 だから予選を通過すればいいっていうのも、もうそういう時代じゃないよね、はっきりいって。予選を通過するしないじゃなくて、いかに自分が優勝争いをするかっていうことだと思うんだ。


(1998.7.28掲載)

No Excuse

 全英オープンで予選を通過するしないと、海外でプレーしてるかどうかというのが関係しているかというとどうかなぁ。極端に言わせてもらえば、向こうを主戦場としてやってる友利直道の場合は、やっぱりその質の高さがあるよね。

 でも他の選手はやっぱり主戦場っていうのは日本でしかない。その主戦場が日本である限り、やはりそのチャンスが少なくなるのは当然なんだ。そのチャンスが少なくなるのをどこまでハンデにしないでがんばりきれるかっていうことを考えなきゃいけないわけだね。

 そんなの百も承知なんだからね。だったら日本を5、6試合にして、ずっと海外をいろいろ転戦しながらやってけば、主戦場が世界っていうふうになってくわけだから、アメリカっていうふうに別に限定しなくてもいいし、ヨーロッパっていうふうに限定しなくてもいいけど、要するに主戦場がどこにあるか。

 それが日本にあれば当然海外の試合に対してはマイナスになってくるわけだよね。ハンデになってくるわけだ。そんなことは百も承知なんだ。だから考えてチャレンジしてほしいと。

 だから言い換えれば、日本でやってたから予選通過すれば上出来だった、海外でやってるから予選通過してさすがだった、あるいはもうちょっとがんばれたんじゃないか、じゃないんだね。要するにもうそこのフィールドに出たらNo Excuseなんだ。

 だからワッツみたいに主戦場日本にしていながら、やはりNo Excuseっていう精神を持ってるから、そのワンチャンスに対して執念深くなれるわけだね。だからそのExcuseを持ってれば、結局ワンチャンスっていうのを見逃すしかないのよ。ないのよっていう言葉じゃなくて、ないんだなぁだな。うん、いかんよね、これは。


(1998.7.29掲載)

バチが当たったかな?

 先週欠場してしまいました。先週の水曜日の夕方、プロアマ終わって夕飯食べてる時に、すっごい痛いわけ。夕飯も途中でこれはダメだって感じだったね。で一緒に行ったキャディの今井君というのがいるんだけど、彼を残してちょっと先休むわってことで部屋に上がったのね。

 翌朝はまあなんとかよくなるかなと思ってたんだ。いろいろアイシングとか、いろいろやってみてはいたんだけど、翌朝やっぱり起きた時に痛いなぁ、ぜんぜんよくなってないなと。

 で朝、練習場で打ってみてダメだとか、それでダメだったらもうやめとこうということで、ウェッジを100ヤードぐらいまで打ってみたんだけど、やっぱりダメだったね。バックスイングを上げるのがちょっときつかった。

 まあ木曜日帰ってきて、そのまま千葉にある、前に千葉大にいた先生がいる病院なんだけど、そこへまた行って、いろいろ診てもらったんだけど、やっぱり炎症がちょっとあるっていうから、じゃあ休んで正解だったですねぇって、まあしょうがないって感じでね。

 それでもまたすぐ右手1本で・・・またやらなきゃいいんだけど、右手1本ですぐ練習始めるんだよねぇ(苦笑) でもまあ30ヤード以内、20ヤードぐらいだから、別にまあだいじょぶなんだけど。

 ボールまでの距離感っていうのは、やらないとなくなっちゃうからね。ボールまでの距離感だけは作っておきたいなぁと思って、アドレスしたりとかアプローチしたりとかやってね。そんなに長時間やらずに、ちょこちょこって感じだけどね。

 まあ、考えてみれば十和田湖でいい思いして、まあね、おいしい魚も釣ったし、花火も船から見たし、ある意味では、ちょっとこれはバチ当たったかなぁと(苦笑) まあ今回は十和田湖のいい思い出にしましょう(苦笑)


(1998.7.30掲載)

皆川城カントリークラブ

 試合は欠場しちゃったけど、でもアイフルのコースは、古いタイプのコースではあるんだけどいいコースだったよ。芝もしっかりしてたし、ラフも深いし、グリーンも小さめで速いしね。

 で何ホールかほんとに難しいホールもあるし。特に難しいのが3番とか、7番ショート、あとはグリーンが小さい分だけ、ラフにいくと難しくなるね。

 ロングホールがインコースに3つあるから、ちょっと楽は楽っていうか、しかも全部2つで届きそうなロングなんだよね。11番は590ヤードぐらいあったかな。でもうまく打っていくと、風向き次第なんだけど、2オンできそうな感じもあるし、2オンできなくても左ドッグレッグだからグリーンのそばまで行くから、チャンスホールっていうかね。どちらかというとやっぱりバーディ合戦のできるコースかなって感じだね。

 そういえば2日目にトップになった平野っていう選手がいるでしょ。彼はね、皆川城で僕がよく練習してた頃、何回か一緒にやったことがあるんだよね。とってもいい人なんだよ。もう竹を割ったような人っていうのかな。そんなさっぱりっていう感じじゃないんだけど、いい感じだね。だからがんばってほしいなぁっていうふうに思ったんだけど。

 僕より1つか2つ年は上なんだけど、皆川城で会った時、研修生で入ってきてたのに、研修生研修生してないわけよ。だから学校でいうと、ちょっと留年した年上の人みたいな感じ・・・ちょっとそれも変だなぁ。でもすごく好きな人だったね。

 皆川城っていうゴルフ場では、僕はいっぱいいろんな研修生っていうのを知り合ったね、あそこでは。プロになる前から、プロになった直後までよく行ってたコースだし、あそこのコースの研修生、そうだなぁ、5、6人はいるね、すごく知ってるというか、親しいっていうか。

 こないだもフィランスロピーで一緒に回ったプロも、そこで知り合った人だね。皆川城はほんとに思い出のあるコースだね、ほんとに。みなさんも皆川城に一度ぜひ行かれたらおもしろいかも知れないね。


(1998.7.31掲載)

練習と選挙には行きましょう!

 しかしなんだね、今回の自民党の総裁選も、やっぱり自民党っていう党っていうのは、改革をしたがらない党なんだね。

 別に小渕さんが悪いっていうことじゃなくて、やはりもう参院選で負けて、橋本政権が国民にノーって言われたわけじゃない。それをやっぱり自民党がどう受け止めたかだよね。

 だから小渕さんが即効的なスピーディな変革をできるかできないか。これがもう例えば今年のこれから下半期、まあ10月11月までに有効な手が打てなければ、もうアメリカとか各国、アジアもそうだけど、相当日本を非難するだろうね。

 でその時になってそれで衆議院選挙になってさ、衆議院で負けたら、もう空中分解じゃないけど、それこそ都市型新党作って、自民党も割れちゃうかも知れないね。

 まあ田中真紀子さんが言ってたけど、総裁選に立候補しなきゃいけない人間があと3人いるとか言ってたけど、ほんとにその確かにいるだろうけど、いっそのこと田中真紀子さんがいちばんいいんじゃないかっていう気がするけどね。そう思ってるのは僕だけじゃない気もするけどね。

 でも、誰がやっても変わらないから選挙に行かないっていう国民がいちばん悪いんだろうね。結局、いやぁ誰がやっても一緒だからって言うこと自体がもう負けてるよね。だから変えたかったら選挙に行って、違う人にいれればいいんだよね。

 そこでやっぱりもっともっと国民の1票というのが、どれだけの力があるのかっていうのを政治やってる人達に見せてあげれば、例えば小渕さんにしたって、思い切ったことができると思うんだ。

 うーん、西遊記らしくないかな(苦笑) プロゴルファーの場合は、日曜日試合があったりするから不在者投票とかになる場合が多いね。こないだは行けたけど。だからまあ試合があっても不在者投票があるわけだから・・・でもたぶんやってるやつはいないだろうけど(苦笑)

 いやぁそこまでみんながまじめにやってればすごいと思うけどねぇ。日本はもっと変わってると思うけど。まあほんとこの場を借りてやっぱりゴルフの練習と選挙には行きましょう!と言っときますよ(笑)